
撮影年不詳ながら、義江との離婚、独り立ちを決意した頃のあき(自伝『ひとり生きる』=ダヴィッド社、1956年=より)
昭和37(1962)年7月2日。
眠ったのか眠れなかったのかわからない質の悪い睡眠で、あきは9時に待機場として投宿した帝国ホテルのベッドから半身起き上がった。
昨日の投票日の天気は朝から雨が降るもののしだいに曇りとなる、選挙にとっては好条件の「足止め天気」となった。天気も後押ししたのか、前回の投票率58.7%をはるかに上回る68.2%となった。
人は年齢とともに早く目がさめるというが、あきは違う。

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