岩瀬昇のエネルギー通信
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再びサウジ「エネルギー相」発言の「耐えられない軽さ」
これは「ジャカルタの悲劇」の二の舞になるのだろうか?
おそらく、こう言ってもどなたも理解はしてくれないだろう。
なぜなら、これは極めて個人的な思い入れを秘めた「OPEC」(石油輸出国機構)の「判断間違い」を懸念する言葉だからだ。
少々、思い出話にお付き合いいただきたい。
1997年8月末、ウィーンで開催された「中東協力センター」(JCCME)主催の「中東協力現地会議」に出席し、イランの現状について「カントリーレポート」をする機会を得た。

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