再びサウジ「エネルギー相」発言の「耐えられない軽さ」

執筆者:岩瀬昇 2020年6月10日

 これは「ジャカルタの悲劇」の二の舞になるのだろうか?

 おそらく、こう言ってもどなたも理解はしてくれないだろう。

 なぜなら、これは極めて個人的な思い入れを秘めた「OPEC」(石油輸出国機構)の「判断間違い」を懸念する言葉だからだ。

 少々、思い出話にお付き合いいただきたい。

 1997年8月末、ウィーンで開催された「中東協力センター」(JCCME)主催の「中東協力現地会議」に出席し、イランの現状について「カントリーレポート」をする機会を得た。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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