北朝鮮「韓国挑発」3つの理由(上)

執筆者:平井久志 2020年6月25日
エリア: アジア
6月16日、北朝鮮による南北共同連絡事務所の爆破は、内外に大きなショックを与えた[韓国国防省提供](C)時事

 

 北朝鮮は6月16日午後2時49分、開城工業団地内にある「南北共同連絡事務所」を爆破した。今年の6月25日は、朝鮮戦争勃発から70周年の日である。その70周年を目前に、南北協力の象徴である同事務所が北朝鮮により爆破されたことは、南北和解の難しさを強く浮き彫りにした。

 この事務所は、2018年4月に行われた板門店での南北首脳会談で採択された「板門店宣言」で設置に合意したもので、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長による南北協力の象徴ともいえる建物だ。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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