「不動産政策失敗」で支持率低下「ポスト文在寅」で俄かに脚光浴びる「検察総長」

執筆者:平井久志 2020年7月27日
エリア: アジア
文在寅大統領の支持率が低下する中、「次期大統領として期待する人物」として急浮上の尹錫悦検察総長 (C)EPA=時事

 

 韓国の世論調査会社『韓国ギャラップ』が7月の第2週(7~9日)に行った調査によると、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の支持率は前週より3ポイント下落して47%となった。

大統領の支持率40%台へ下落

 大統領の支持率は2月第4週には42%、不支持51%だったが、新型コロナウイルス感染対策を国民が評価してその後上昇し、総選挙(4月15日)前の4月第2週には支持57%、不支持35%と支持が不支持を大きく上回り、5月第1週には71%まで上昇した。

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執筆者プロフィール
平井久志(ひらいひさし) ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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