
リブラ公式HPより
各国で中央銀行デジタル通貨(CBDC)に向けての動きが加速している。CBDCはおそらく2層構造になり、消費者が実際に利用するリテール段階は、現在使われている電子マネーが担当することになる可能性が強い。
ところが、日本では電子マネーが乱立していて使いにくく、コストも高い。「骨太の方針」がデジタル円をうながしたが、この現状をどのように克服するかが問題だ。
「骨太の方針」がデジタル円をうながす
7月17日に閣議決定された2020年度の骨太の方針「経済財政運営と改革の基本方針」の中で、中央銀行デジタル通貨(CBDC)について、つぎのような言及がなされた。

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