党大会5年ぶり「来年1月開催」の裏にある北朝鮮「逼迫した窮状」(下) 

執筆者:平井久志 2020年8月28日
タグ: 北朝鮮 金正恩
エリア: アジア
平安南道の建設現場を視察した朴奉珠党副委員長(右端)と金徳訓首相(前列中央)。この2人が北朝鮮経済を担う (C)朝鮮通信=時事

 

 日本でも今年は集中豪雨で大きな被害が出たが、梅雨前線はその後北上し、朝鮮半島でも大きな水害を引き起こした。8月13日の党政治局会議への報告によると、江原道、黄海北道、開城市などで大きな被害が出て、農作物被害面積は3万9296ヘクタール、住宅1万6680戸余り、公共の建物630棟余りが破壊、浸水した。

「制裁」「コロナ」「水害」の三重苦

 韓国の国家情報院は8月20日の国会情報委員会への報告で、今回の水害は金正恩(キム・ジョンウン)政権発足後最大の被害を出した2016年よりも、農耕地などの浸水被害が大きいとした。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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