岩瀬昇のエネルギー通信
(305)
「エネルギー移行」のキーポイントは「発展途上国」と「蓄電技術革新」

こと環境対策については政策が180度違う(C)AFP=時事
昨夜(8月27日)、『コロナに破壊された「国際石油市場」はどうなる?』と題してお話しした「フォーサイト・オンラインセミナー」の冒頭、皆さんにご記憶いただきたいキーワードの1つとして、「More Energy Less Carbon」をご紹介した。
単にエネルギー業界のみならず、人類全体が直面している二律相反する課題だと認識しているとも申し上げた。
加えて、米大統領選を戦っているドナルド・トランプ大統領は「More Energy」重視、ジョー・バイデン候補は「Less Carbon」に軸足を置いた環境エネルギー政策を主張しているし、先進国は「Less Carbon」を目指しているが、発展途上国はまず「More Energy」が先だとしている、と両立の難しさについても言及した。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン