岩瀬昇のエネルギー通信 (326)

国民「6分の1」が逃げ出したベネズエラ惨状に思う「歴史に翻弄される個人」

執筆者:岩瀬昇 2020年12月1日
エリア: アジア 北米 中南米
ベネズエラ:石油価格と経済成長率推移(「IDEスクエア 世界を見る目-2019年4月「ベネズエラ危機の真相――破綻する国家と2人の大統領」坂口安紀より)
 

 遅ればせながら、東京大学先端科学技術研究センターが11月2日に主催した公開ウェビナー『シンポジウム:権威主義体制の比較 - 多様性と共通性』の録画を見た。池内恵教授がモデレーターを務め、中国、中央アジア、ロシアおよびトルコを専門とする気鋭の学者たちが、それぞれ研究している国々の「権威主義」の実態につき、平明に解説してくれていた。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇(いわせのぼる) 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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