岩瀬昇のエネルギー通信
(336)
英「低炭素水素製造工場」建設計画で危惧する「持たざる」日本の「グリーン成長戦略」

経産省『2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略』より
2020年12月初旬、若い友人の依頼を受け東京大学公共政策大学院で講義をした。もちろん「オンライン」である。
外部から講師を数人招き「海洋科学技術政策論」の特別連続授業を行いたい、ついてはその一環として「海洋における石油開発」の話をしてほしいという依頼だった。
筆者は『石油を求めて、陸から海へ』と題してお話しした。
現在、日本で「石油」というと「ENEOS」のガソリンスタンドが真っ先に頭に浮かぶだろう、その「ENEOS」の起源は、実は新潟における海上石油開発なのだ、と講義を始めた。オンラインなので、どの程度この「つかみ」が成功したのかは不明だ。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン