【資料独自入手】北朝鮮「党第1書記」新設の意味と「赤化統一路線」放棄の理由 

執筆者:平井久志 2021年6月7日
タグ: 北朝鮮 金正恩
エリア: アジア
党規約の改正が行われた、1月の第8回朝鮮労働党大会。金正恩党総書記(前列中央)の最側近・趙甬元氏(その左)は新設の「第1書記」に就いたのか?(『労働新聞』HPより)
今年1月の第8回党大会で改正されながら、これまで詳らかではなかった朝鮮労働党規約だが、ここにきて韓国メディアのスクープをきっかけに明らかになってきた。筆者も独自に入手した、その内容とは。

 朝鮮労働党は今年1月に第8回党大会を開催し、党規約の改正を行い、金正恩(キム・ジョンウン)氏を党総書記に選出した。

 金正恩氏はそれまで党委員長の職責にあったが、党総書記の座に就いたのは、党規約を改正して党の最高領導者を党委員長から党総書記に変更したからだ。しかし、1月の党大会では、党規約改正の詳細な内容は公表されなかった。約5カ月が経過し、韓国政府当局が改正された党規約を入手。それが韓国のメディアに流れた。

カテゴリ: 政治 社会
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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