
新総裁のもとで「脱派閥」の流れは加速するか(C)時事
今回の総裁選は「特別」ではない
自民党総裁選挙が行われている。国会議員ではない党員・党友が全都道府県で投票権を持ち、かつ現職が出馬しない選挙としては、安倍晋三が総裁に復帰した2012年以来9年ぶりのこととなる。9年前の自民党は、12月の総選挙での政権獲得がほぼ確実になっていたとはいえ、民主党政権下の野党であった。そう考えると、与党としての自民党において今回のような総裁選挙が行われるのは、2006年以来15年ぶりである。

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