新・日本人のフロンティア
(13)
東京オリンピックから振り返る世界と日本(下)
オリンピックで目立ったのは、アジアの中で、従来からスポーツ大国として知られていた中国、韓国、日本以外の国々が台頭したことである。
躍進著しい東アジアの国々
1つは台湾である。
台湾の選手が柔道で初めてメダルを取った。台湾のように日本と縁の深い国で、なぜ初めてなのか、ちょっと不思議だった。野球でいえば、戦前の中等学校野球での嘉義農林の活躍は語り伝えられており、スポーツの伝統はあったのに、最近まであまり振るわなかった。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン