安倍晋三元首相への銃撃は残忍な愚行であり、阻止できなかったことは返す返すも残念である。この事件ですぐに大きく政治が動くような予感を私は持っていない。しかし、それとは別に不吉さと無力感を覚える。その正体を確かめたくて、この文章を書いている。
なぜ不吉なのか。実力ある保守政治家が暗殺されると政治が漂流するというのが、日本史の経験則かもしれないからだ。
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