
「ウルムチ火災」の後、北京で抗議デモに参加した人々 ©AFP=時事
瞬く間に全土へ広がった抗議行動
11月下旬から12月上旬にかけて、中国各地で天安門事件以来最大の規模といわれる抗議行動が発生した。その背後には、ゼロコロナ政策によるロックダウンの長期化、厳しい隔離措置、その他さまざまな日常生活への制約に対する不満があった。参加者が白紙を掲げて抗議を行ったことから、「白紙運動」または「白紙革命」と呼ばれ、一時中国は騒然となった。その後12月に入り、中国政府がゼロコロナ政策を放棄することが確定的になると次第に下火になった。

「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン