三大グループ化が進む世界の小売企業が日本市場を狙う 十二月六日、欧米の有力流通企業の首脳が都内に一堂に集う会合がある。英国最大のスーパーで日本進出を検討しているテスコ、英百貨店のマークス&スペンサー、米スーパーのKマート、オランダに拠点を持ち欧米で大型スーパーを多店舗展開するロイヤル・アホールドなど十数社が名を連ねる。各社の代表権を持つ人物だけが参加を許されるというこの会合。日本からは今期、イトーヨーカ堂の売り上げを抜き去り、業界二位に浮上するジャスコの岡田元也社長だけが出席する。「これだけの流通外資のトップが日本に集まるのは史上初めて」(外資証券有力アナリスト)だ。

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