外務省の海外安全情報ホームページがリニューアルされる。国別に「危険情報なし」から「退避勧告」までの六段階で危険度をあらわしているこのページによると、例えばイギリスは危険情報なし、アフガニスタンは退避勧告である。この段階方式をやめるというのだ。もっぱら皮肉な方法でこの情報を利用してきた僕にとっては不便になる。 この三月、二週間をかけてモロッコ王国を家族で旅行してきた。この国の危険度はレベル一の「注意喚起」。同ホームページには「モロッコでは強盗、殺人等の凶悪犯罪の発生は比較的少なく、治安状況は概して良いとされていました。しかし最近では、置き引き、スリなどの犯罪が増加しつつあり(中略)なお、ラマダン期間中、特に日没直前は、帰宅を急ぐ乗用車が交通法規を無視することが多く、交通事故に十分気を付ける必要があります」と説明がある。

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