2013年2月20日、奈良県桜井市の箸墓古墳と天理市の西殿塚古墳で、立ち入り調査が行なわれた。邪馬台国の卑弥呼と台与(とよ)の墓ではないかと疑われている前方後円墳である。
宮内庁が管理していて原則非公開だが、学会の要望によって、今回許可が出された。ただし、墳丘の下段を歩いてまわるだけで石室には入れなかったから、大きな成果は期待できない。
それにしても、なぜ宮内庁は、陵墓を公開しないのだろう。かたくなな態度に、理由はあるのだろうか。

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