北朝鮮「綱渡りの外交」と「50年ぶりの干ばつ」
北朝鮮は4月の第4回党代表者会、最高人民会議第12期第5回会議で金正恩(キム・ジョンウン)氏への権力継承作業に一区切りを付け、金日成(キム・イルソン)主席の誕生100周年の祝賀行事で重要政治日程を終えた。4月13日の人工衛星(長距離弾道ミサイル)打ち上げ失敗は後継体制に冷水を浴びせたが、追加的な衛星発射や第3回核実験などは自制し、朝鮮半島情勢は李明博(イ・ミョンバク)政権や韓国メディアを口を極めて罵る「口撃」を除いては、一応の小康状態を保っている。
危険を内包したこの小康状態の水面下には、どういう状況が横たわっているのだろうか。

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