始動して1カ月以上が経過した第2期オバマ政権は、エネルギー政策に関する1つの重要な政治判断を今四半期(1月-3月期)中に下すことを迫られている。それは、キーストーンXLパイプライン建設プロジェクトの承認問題である。カナダ西部アルバータ州のオイルサンドから抽出される重質油を、イリノイ州、オクラホマ州、テキサス州の各精製施設まで輸送する総額70億ドル、全長3,456kmのパイプライン建設プロジェクト。同プロジェクトはカナダと国境をまたぐために、審査及び最終判断は国務省に委ねられており、同省は間もなく最終決定を下すことになっている。
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