朝鮮半島「4月危機」騒乱(3)「最高人民会議」で明らかになったこと

執筆者:平井久志 2017年5月2日
エリア: アジア
4月11日に開催された、最高人民会議 (c)AFP=時事

 

 北朝鮮は4月11日、最高人民会議第13期第5回会議を開催した。金正恩(キム・ジョンウン)党委員長が出席し、話し合われたのは、(1)国家経済発展5カ年戦略遂行のための、内閣の2016年の事業状況と17年の課題(2)16年の国家予算執行の決算と17年の国家予算(3)全般的12年制義務教育を実施することに関する法令の執行総括(4)最高人民会議外交委員会の選出(5)「組織(人事)問題」――の5議題だった。

 米国が空母カール・ビンソンを朝鮮半島周辺に派遣しようとしている中での会議だったが、朴奉珠(パク・ポンジュ)首相の事業総括の中でも、外交・核問題への特別な言及はなかった。

カテゴリ: 政治 軍事・防衛
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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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