4月初めの週末の夜――。埼玉県内のアパートの一室に、ベトナム人の若者5人が集まっていた。東京都内の日本語学校を卒業し、専門学校へと進学するファムさん(女性、20代)のお祝いのためである。
部屋の床には香辛料の効いた鍋、揚げ春巻き、餅といったベトナムの手料理が並び、周囲に男性3人、女性2人があぐらをかいて座っている。
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