結果は見えている「ドイツ総選挙」で気になる「メルケル後」

ノラリクラリと融通無碍に、が持ち味(C)EPA=時事
ドイツ総選挙が9月24日に迫っている。さぞかし世界の耳目がドイツに集まるかと思いきや、すでにメディアの関心はドイツにない。結果がメルケル首相の勝利とほぼ決まっているからだ。一時、連立相手の社会民主党(SPD)が政権奪還かと色めき立ったこともあった。同党は、メルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)に肉薄するまで迫ったものの、やがてその勢いも色褪せ、今や支持率23%あたりを低迷する。CDUは37%だ。一体何があったのか。

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