国際人のための日本古代史
国際人のための日本古代史 (92)

世界記憶遺産「上野三碑」が物語る「蘇我vs.藤原」抗争

執筆者:関裕二 2017年11月9日
カテゴリ: 文化・歴史 社会
エリア: 日本
世界記憶遺産に登録されることになった「上野三碑」(高崎市公式HPより

 

「上野三碑(こうずけさんぴ=群馬県高崎市)」がユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界記憶遺産に登録されるはこびとなった。

 古代日本には石碑が少ないが、7世紀から8世紀にかけて、群馬県高崎市の半径約1.5キロの範囲に、3つの石碑が建てられていた。それが山ノ上碑、金井沢碑、多胡(たご)碑の「上野三碑」だ。

 なぜ、関東平野の北西の隅に碑が建てられたのだろうか。まずは歴史をふり返ってみよう。

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執筆者プロフィール
関裕二 1959年千葉県生れ。仏教美術に魅せられ日本古代史を研究。『藤原氏の正体』『蘇我氏の正体』『物部氏の正体』(以上、新潮文庫)、『伊勢神宮の暗号』(講談社)、『天皇名の暗号』(芸文社)、『「死の国」熊野と巡礼の道: 古代史謎解き紀行』 (新潮文庫)など著書多数。最新刊に『神武天皇 vs. 卑弥呼 ヤマト建国を推理する』(新潮新書)、『古代日本人と朝鮮半島』(PHP文庫)、『「始まりの国」淡路と「陰の王国」大阪: 古代史謎解き紀行』(新潮文庫)がある。
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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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