
世界記憶遺産に登録されることになった「上野三碑」(高崎市公式HPより)
「上野三碑(こうずけさんぴ=群馬県高崎市)」がユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界記憶遺産に登録されるはこびとなった。
古代日本には石碑が少ないが、7世紀から8世紀にかけて、群馬県高崎市の半径約1.5キロの範囲に、3つの石碑が建てられていた。それが山ノ上碑、金井沢碑、多胡(たご)碑の「上野三碑」だ。
なぜ、関東平野の北西の隅に碑が建てられたのだろうか。まずは歴史をふり返ってみよう。

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