
日本の先端技術分野に大きな足跡を遺した
シャープの元副社長、佐々木正氏が1月31日に亡くなっていたことが、2月2日に公表された。102歳だった。カシオ計算機との激しい電卓開発競争の中で、現在もパソコンやスマートフォンで使われる半導体、MOS(金属酸化膜)LSI(大規模集積回路)や液晶パネルの実用化に道を開いた。カリフォルニア大学の学生だった孫正義氏が発明した自動翻訳機を1億6000万円で買い取って起業のきっかけを作った「大恩人」としても知られる。
佐々木氏の102年の人生はあまりに多くの功績に彩られており、「略歴」だけでもかなりの長さになってしまう。

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