原油先物市場に「人民元建て」で上場した中国の「野望」

執筆者:岩瀬昇 2018年3月27日
エリア: 北米 中東 アジア
中国の思惑とは?(写真は、中国遼寧省丹東市の鴨緑江河岸にある北朝鮮向け原油パイプライン)(C)時事

 

 まだフォーサイトに引越しする前に『岩瀬昇のエネルギーブログ』を書いていたころ、読者から「中国がサウジアラビアに対し長期契約を人民元ベースにするよう要求している、という噂が金融筋には根強くあるが、何か分かったら書いてください」というコメントをいただいたことがある。友人、知人たちに打診してみたが、当事者が両国政府そのもののようなものなので、まったく掴めなかった。当然ながら業界情報としては流れていない。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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