岩瀬昇のエネルギー通信 (94)

「ロシアのくびき」から逃れようとするポーランドの「秘策」

執筆者:岩瀬昇 2018年11月12日
この人の「呪縛」から逃れるために(C)AFP=時事

 

「ねじれ」構造となった中間選挙の結果を踏まえ、次のトランプ外交はどのように展開していくのだろうか?

 サウジアラビア(以下サウジ)人ジャーナリスト「ハーショクジー氏殺害事件」をどのように総括し、サウジとの関係をどのように再構築していくのか。議会などがどの程度強烈に「制裁」を要求してくるのかにもよるのだろうが、ドナルド・トランプ大統領は「小事」よりも「大事」だとして、このままうやむやにして収めてしまいたいと考えていることだろう。

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執筆者プロフィール
岩瀬昇(いわせのぼる) 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
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