狼煙を上げた知識層の激烈「習近平批判」(下)清華大教授の「中国の夢」大否定

執筆者:野口東秀 2019年2月27日
エリア: 中国・台湾
「ひとりで夢でも見ていろ」とまで痛烈に批判された (C)AFP=時事

 

 鄧聿文氏と同様の批判としては、同じく12月、親中派とされる中国語ニュースサイト『多維』に、同社が発行する月刊誌に掲載された論評「極左が中国を切り裂く、習近平は責任を負うべき」が一時期、転載された。

中国共産党政権の“引退”を迫る

 これは題名からもわかるように、習近平中国国家主席の神格化、権力集中、党による管理、民間経済退場論、大学入試での政治(思想)審査など、中国社会で左傾化が強まっているとして、習主席は自己批判して、これら全てに対し責任を負うべきだとしている。

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執筆者プロフィール
野口東秀 中国問題を研究する一般社団法人「新外交フォーラム」代表理事。初の外国人留学生の卒業者として中国人民大学国際政治学部卒業。天安門事件で産経新聞臨時支局の助手兼通訳を務めた後、同社に入社。盛岡支局、社会部を経て外信部。その間、ワシントン出向。北京で総局復活後、中国総局特派員(2004~2010年)として北京に勤務。外信部デスクを経て2012年9月退社。2014年7月「新外交フォーラム」設立し、現職。専門は現代中国。安全保障分野での法案作成にも関与し、「国家安全保障土地規制法案」「集団的自衛権見解」「領域警備法案」「国家安全保障基本法案」「集団安全保障見解」「海上保安庁法改正案」を主導して作成。拓殖大学客員教授、国家基本問題研究所客員研究員なども務める。著書に『中国 真の権力エリート 軍、諜報、治安機関』(新潮社)など。
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