
お茶を食べる「お茶受け」(筆者提供、以下同)
滞在中、何度、ミャンマーの茶店で時間を潰しただろうか。
海外出張の取材というのは、なかなか骨が折れる仕事だ。日本であれば、取材を終えたら自宅に戻ったりして休憩できる。しかし出張先だと、取材と取材との間が空いてしまったとき、どこかで時間を潰すしかない。とはいえ、都合よく体を休めてくつろげる場所があるかというと、そうではない。特に海外では、居心地のいいカフェを探すだけで一苦労だ。
その点、ミャンマーではまったくと言っていいほど、苦労しなかった。それは街の至るところに、ほとんどブロックごとに、大なり小なりの茶店があるからだ。

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