スリランカ「連続自爆テロ」は「イスラム過激派」の犯行なのか

執筆者:緒方麻也 2019年4月23日
エリア: アジア
テロが起きたニゴンボの聖セバスチャン教会では23日、葬儀が営まれた(C)AFP=時事

 

 インド洋に浮かぶスリランカで4月21日朝に起きた同時多発型の自爆テロは、中心都市コロンボなどの高級ホテルや教会が標的となり、日本人1人を含む290人の死者と、500人以上の負傷者を出す大惨事となった。これは犠牲者の数において2008年のインド・ムンバイ同時テロなどをはるかに上回る、南アジア史上最悪のテロ禍だ。

 約25年に及んだ内戦終結から10年、敬虔な仏教徒が大多数を占めながらもイスラム教徒やキリスト教徒とも共存していた「光り輝く島(シンハラ語)」スリランカで一体何が起きているのか。

カテゴリ: 政治 社会 カルチャー
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執筆者プロフィール
緒方麻也(おがたまや) ジャーナリスト。4年間のインド駐在を含め、20年にわたってインド・パキスタンや南アジアの政治・経済の最前線を取材、分析している。「新興国において、経済成長こそがより多くの人を幸福にできる」というのが信条。
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