岩瀬昇のエネルギー通信
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南北分断「キプロス」沖合ガス田で激化する「トルコVS.EU」

キプロス共和国の排他的経済水域(EEZ)内とみられる海域で活動を続けるトルコ船(キプロス沖)(C)AFP=時事
トルコがキプロス沖合での石油ガス探鉱活動に力を入れようとして、EU(欧州連合)との緊張を高めている。
また、ロシアから購入したS400ミサイル防衛システムの納入が開始され、米国との緊張も高まっている。ドナルド・トランプ大統領は、バラク・オバマ前大統領がF35の売却をしなかったことが原因だとし、予期されていた制裁への舵を一挙に切ることはしなかった。だが、議会には強硬な意見が強く、トルコに対する制裁の可能性が無くなったわけではない。

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