ホルムズ海峡緊張で高まる米国の対イラン「サイバー攻撃」現実味

執筆者:山田敏弘 2019年7月24日
エリア: 北米 中東
スタックスネット攻撃が仕掛けられたナタンズ核燃料施設(C)EPA=時事

 

 米国はイランに対して軍事攻撃を仕掛けるのか――。少し前から、そんな懸念が専門家らの間で議論になっている。

 イランをめぐっては、米国のドナルド・トランプ大統領や、イランのハッサン・ロウハニ大統領らが、お互いを牽制・刺激し合っており、緊張関係が続いている。トランプ大統領が6月21日に、「われわれは昨晩、3つの場所に報復攻撃の準備ができていたが、『何人死ぬことになるのだ?』とたずねたら、『150人です』と将軍が答えた。それを聞いて、攻撃開始の10分前に私が止めさせた」と誤字を交えながらツイートした。

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執筆者プロフィール
山田敏弘(やまだとしひろ) 国際情勢アナリスト、国際ジャーナリスト、日本大学客員研究員。講談社、ロイター通信社、ニューズウィーク日本版、MIT(マサチューセッツ工科大学)フルブライトフェローを経てフリーに。著書に『モンスター 暗躍する次のアルカイダ』(中央公論新社)、『ハリウッド検視ファイル トーマス野口の遺言』(新潮社)、『ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する』(文藝春秋)、『CIAスパイ養成官』(新潮社)、『サイバー戦争の今』(KKベストセラーズ)、『世界のスパイから喰いモノにされる日本』(講談社)、『死体格差 異状死17万人の衝撃』(新潮社)、『プーチンと習近平 独裁者のサイバー戦争』(文春新書)。公式YouTube「山田敏弘 SPYチャンネル」 (https://www.youtube.com/channel/UCVITNlkbLneMV-C9FxzMmEA)も更新中
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