新・マネーの魔術史:未来篇
新・マネーの魔術史:未来篇 (25)

中央銀行「デジタル通貨発行」なら銀行「不要」

執筆者:野口悠紀雄 2020年3月12日
タグ: 仮想通貨
エリア: ヨーロッパ
リブラ公式HPより
 

 中央銀行デジタル通貨(CBDC)を小口専用にすれば、大きな変化は起きない。しかし外国のCBDCを使える可能性を考えると、そうできない可能性が高い。すると、すべての送金がCBDCで行われることとなり、銀行預金がいらなくなる。

CBDCは小口専用になるのか?

 中央銀行がデジタル通貨(CBDC)を発行するとき、利用可能な範囲をどう設定するのだろうか?

 つぎの2つのケースが考えられる。

(1)小口専用

 CBDCの送金額には限度額を設け、小口専用とする。

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執筆者プロフィール
野口悠紀雄 1940年東京生まれ。東京大学工学部卒業後、大蔵省入省。1972年エール大学Ph.D.(経済学博士号)取得。一橋大学教授、東京大学教授などを経て、現在、早稲田大学ビジネス・ファイナンス研究センター顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論。1992年に『バブルの経済学』(日本経済新聞社)で吉野作造賞。ミリオンセラーとなった『「超」整理法』(中公新書)ほか『戦後日本経済史』(新潮社)、『数字は武器になる』(同)、『ブロックチェーン革命』(日本経済新聞社)、『マネーの魔術史』(新潮選書)、『AI時代の「超」発想法』(PHPビジネス新書)など著書多数。公式ホームページ『野口悠紀雄Online』【http://www.noguchi.co.jp
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