【月】エネルギー移行、インバウンド観光産業、
   ロシア「超強気」、バイデン復活、
   書評、灼熱、民主党上院奪還、
   「焦燥」習近平

執筆者:フォーサイト編集部 2020年3月16日
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先週金曜日午後から週末にかけて、以下の7本の記事をアップロードしました。

サウジvs.ロシア「価格戦争」で懸念される「エネルギー移行」停滞(エネルギーの部屋・岩瀬昇さん):終息が見えない戦争にあの「大物」前エネ相を投入するのか、という観測も出ていますが、果たして実現するのか、効果はあるのか。それより気になるのは、せっかく気運が高まっている再生エネへの「移行」が停滞することですが…

 

「新型コロナ」で危機直面「インバウンド観光産業」の深刻度(鈴木崇弘さん):いつ止むとも知れぬ新型コロナウイルス禍の影響を最も大きく受けたのが、インバウンド観光産業です。ただ、現在の低迷はそれだけではありません。今いったい何が起きているのかを探ります。

 

SNS「人気戯画」が象徴するロシア「超強気」の根拠(エネルギーの部屋・岩瀬昇さん):こちらも岩瀬昇さんの解説続編。このFTに掲げられている戯画が現状を象徴していますね。ロシアはこの「価格戦争」に揺らぎのない絶対の自信を持っている、ということのようです。

 

バイデンが復活した「サウスカロライナ州予備選」(【特別連載】米大統領選「突撃潜入」現地レポート・横田増生さん):序盤の連敗で崖っぷちに立たされ、撤退表明も時間の問題と言われていたバイデン候補。このサウスカロライナでの勝利で息を吹き返したのですが、有権者は何を考えていたのでしょうか。

 

「バイデン優位」で膨らむ民主党「上院多数党奪還」の期待(アメリカの部屋・足立正彦さん):崖っぷちから復活したバイデンの勢いが止まらず陣営はホクホク顔ですが、民主党保守派にとってもよい流れのようです。この勢いで、大統領選はもちろん、同時に行われる上院選でも6年ぶりの多数党復帰に弾みがつくという期待が膨らみ、オバマ前大統領自ら候補者を口説いています。

 

フレデリック・クレインス 磯田道史・解説『オランダ商館長が見た 江戸の災害』 評者:古谷経衡(文筆家)(Bookworm):本書は、歴代のオランダ商館長の日記に基づき、ベルギー出身の日本史研究家、フレデリック・クレインス氏が執筆した随一の江戸研究本。災害をやり過ごす町民や対抗する行政の様子が描かれ、江戸という世界を身近に感じ、知る上で第一級の読み物に仕上がっているといいます。

 

灼熱――評伝「藤原あき」の生涯(92)(佐野美和さん):寿司屋の後始末もおわり、テレビと資生堂の仕事でますます多忙を極めるあき。そんな頃、引き立ててくれた資生堂の社長が引退し、新社長に。それを機に自身も身を引くことを考えたのだが、逆に、新設する美容学校の初代校長を要請されるのだった。

 

金曜17時には、『トランプ「今日のつぶやき」解説付!』(藤原朝子さん)も更新しています。突然の「オリンピック延期」発言に、安倍総理は震え上がったことでしょう。急きょ電話会談に臨みましたが、「完成したばかりのオリンピック会場は壮麗だと伝えた」と、トランプ大統領。そんなことが聞きたかったのではありません……。

 

そして本日の更新記事は、こちらです。

「ウイルスは米軍のせい」「主席に感謝せよ」習近平の「焦燥」(中国・台湾の部屋・野口東秀さん):感染者数、死者数の伸び率が低下しつつある中国。ようやく習近平も武漢を視察しましたが、「主席に感謝」を強制される人民からはさすがに批判が爆発しています。さらにここにきて「感染源は米軍」とも言い出して……。

 

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