森友問題「麻生財務相」辞任を阻止した「財務省」の悪知恵

執筆者:磯山友幸 2020年4月1日
カテゴリ: 政治
エリア: アジア
悲痛な言葉に満ちている近畿財務局職員だった赤木俊夫さんの遺書 (C)時事

 

 世の中は新型コロナウイルスへの対応一色の様相を呈して来た。ニュースもSNS上も新型コロナ関連の情報が溢れている。

 もちろん、新型コロナとの闘いは目下の最重要課題なので、そうした議論や情報は必要だが、だからと言って、本来ならば世の中を揺るがす問題が、新型コロナ対策にかき消されることになってはならない。

〈コンプライアンスなど全くない〉

 その1つが森友学園問題だ。2018年3月に自殺した赤木俊夫・財務省近畿財務局上席国有財産管理官が残した遺書と手記を、赤木さんの妻が2年を経た2020年3月に公表。国を相手取って訴訟を起こした。夫が自殺するに至った公文書改ざんの「真実」を法廷で明らかにしたい、というのが遺書公表と訴訟の狙いだという。

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執筆者プロフィール
磯山友幸 1962年生れ。早稲田大学政治経済学部卒。87年日本経済新聞社に入社し、大阪証券部、東京証券部、「日経ビジネス」などで記者。その後、チューリヒ支局長、フランクフルト支局長、東京証券部次長、「日経ビジネス」副編集長、編集委員などを務める。現在はフリーの経済ジャーナリスト。著書に『2022年、「働き方」はこうなる』 (PHPビジネス新書)、『国際会計基準戦争 完結編』、『ブランド王国スイスの秘密』(以上、日経BP社)、共著に『株主の反乱』(日本経済新聞社)、『破天荒弁護士クボリ伝』(日経BP社)、編著書に『ビジネス弁護士大全』(日経BP社)、『「理」と「情」の狭間――大塚家具から考えるコーポレートガバナンス』(日経BP社)などがある。
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