岩瀬昇のエネルギー通信
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「史上最大の協調減産」でもトレーダー「実現性」「油価上昇」への懐疑

サウジが今年の議長国であり、テレビ会議であったことが「G20 」緊急開催を実現させた(「G20サウジアラビア」公式サイトより)
最終的にメキシコの言い分を認め、「『OPECプラス』として970万BD(バレル/日)の減産で合意した」というニュースを見て、筆者は「うん? 結局は『市場原理』に身をゆだねるということか」と呟いた。
そして、「よく考えて『新潮社フォーサイト』に書こう、『歴史の一証人』として」と続けた。
筆者は、今回の「石油価格戦争」が勃発した直後、本欄『価格戦争「サウジvs.ロシア」本当の敵は「米シェール」という「仕組み」と「背景」』(2020年3月11日)の中でこう書いた。

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