岩瀬昇のエネルギー通信 (261)

史上初「マイナス価格」今後は回避と考えられる「理由」

米国の原油・石油製品在庫が目下、異様に積み上がっているのが分かる(出典:「U.S. oil consumption, refining and storage – Selected indicators」John Kemp, Reuters, 23 April 2000)
 

「マイナス価格」を招来した「マンデー大暴落」がなぜ起こったのか?

 読者の皆さんが正しく理解できるように、これまで本欄に次の4本を寄稿してきた。

2020年4月20日『「マンデー大暴落」報道の「正しい」読み方』

フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
執筆者プロフィール
岩瀬昇(いわせのぼる) 1948年、埼玉県生まれ。エネルギーアナリスト。浦和高校、東京大学法学部卒業。71年三井物産入社、2002年三井石油開発に出向、10年常務執行役員、12年顧問。三井物産入社以来、香港、台北、2度のロンドン、ニューヨーク、テヘラン、バンコクの延べ21年間にわたる海外勤務を含め、一貫してエネルギー関連業務に従事。14年6月に三井石油開発退職後は、新興国・エネルギー関連の勉強会「金曜懇話会」代表世話人として、後進の育成、講演・執筆活動を続けている。著書に『石油の「埋蔵量」は誰が決めるのか?  エネルギー情報学入門』(文春新書) 、『日本軍はなぜ満洲大油田を発見できなかったのか』 (同)、『原油暴落の謎を解く』(同)、最新刊に『超エネルギー地政学 アメリカ・ロシア・中東編』(エネルギーフォーラム)がある。
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top