岩瀬昇のエネルギー通信
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IEA「2050年排出ネットゼロ」工程表の衝撃的内容
『Net Zero by 2050 – A Roadmap for the Global Energy Sector』で前提とされる社会とは

IEAが持つ世界のエネルギー政策への影響力は強まっている
筆者が代表世話人を務めている「新興国」と「エネルギー」をキーワードとしている異業種勉強会「金曜懇話会」には、様々なバックグラウンドを持った、多様な会員が集まっている。中には「IEA(国際エネルギー機関)」に出向勤務したことがある会員もおり、偶数月に開催している例会で一度「経験談」を話してもらったことがある。
興味深い裏話も種々あったが、筆者が今でも記憶しているのは、現在の事務局長(Executive Director)ファテイ・ビロルの就任が決まったとき「IEA」職員はこぞって喜んだ、というエピソードだ。

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