日本の死角「サイバー・プロパガンダ」:「情報安全保障」で新型戦争に備えよ
2001年というと、日本ではようやくインターネットが一般家庭でも使用され始めたばかり、というくらいだったろうか。新テクノロジーを見るととりあえず拒否してみせる筆者の父がようやくインターネット回線を引いたのがこの頃であったと記憶する。ロシアでのインターネットの普及はもう少し遅く、ブロードバンド接続が当たり前になったのは、都市部でも2000年代後半以降ではなかっただろう。
だが、ロシアの情報機関は違った。サイバー時代が到来するや否や、これが新たな諜報戦の手段となることを見抜いていたのである。
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