
2003年11月、アフガニスタン南東部パクティア州の州都ガルデズで行われた武装解除の式典。戦車上から警備するのは国軍兵だ。筆者はこの武装解除事業で陣頭指揮を執った (C)AFP=時事
タリバンの攻勢によるカブール陥落を受けて、日本政府が行ったアフガニスタンへの自衛隊派遣は、実は保護すべき邦人がいない、いても数名でしかないことが事前にわかっていたミッションだった。しかも、米・NATO(北大西洋条約機構)軍が史上最大の撤退作戦を行っている中への自衛隊派遣が、超法規・超憲法的措置であったことは間違いない。

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