
彼らは声を奪われた(2019年8月に行われた逃亡犯条例改正への反対デモ)(C)EPA=時事
次々に解散させられた市民団体
1年前にはまだインターネットや電話で話ができた少なからぬ友人が、今は塀の向こうにいるか、塀の外にいても声を出せない状況に追い込まれている。
日本でよく知られている周庭(アグネス・チョウ)は無許可集会を扇動した罪で約7カ月にわたって刑務所に収監され、6月12日に出所した。
現在は日本のメディアの問い合わせにも応じず、友人たちとも距離を置いて静かに身を潜めている。国家安全維持法(国安法)で起訴される可能性も残ると言われる中、存在を示すことさえリスクになるからだ。

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