海外投資家の日本に対する関心が急速に薄れている。海外の金融会社が日本のオフィスを縮小したり、香港などアジア拠点の傘下に置いたりするのは今に始まったことではないが、欧州系運用会社の日本法人代表によると、「本社の会議で日本が話題になることがほとんどなくなってきた」と言う。
まさに「ジャパン・パッシング」から、恐れていた「ジャパン・ナッシング」へとステージが変わってきた。最近では中国による国家安全維持法の施行で香港の機能を他国に移し変える動きも活発で、その際は、シンガポール、ソウル、東京などが候補に上がるというが、やはり東京が選ばれることはほとんどなくなっている。
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