異端化する「右派ポピュリズム」とリベラリズムの反撃:ウクライナ侵攻の「思想地政学」(前編)
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トランプ氏らの“プーチン賛美”は、今後の選挙戦略に障害となる可能性も (C)EPA=時事
ウクライナ侵攻で再認識された「ロシアの反自由主義工作」
アメリカのドナルド・トランプ前大統領は、2月24日のウクライナ本格侵攻直前までロシア軍による同国包囲作戦をとるウラジーミル・プーチン大統領を「賢い、天才的だ」と褒めそやしてきた。そのため、侵攻開始後、批判のやり玉に挙がっている。トランプだけでない。保守系ケーブルテレビFOXニュースの人気キャスター、タッカー・カールソンや、ラストベルト(錆び付いた工業地帯)の白人貧困層の生活を描き邦訳も出て評判となったJ・D・バンスらトランプ派の論客らも、同様にプーチン讃美が批判の的となった。
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