「ブレトンウッズ3」という新世界の扉が――ウクライナ侵攻・世界経済激変のシナリオ(前編)

バイデン米大統領のワルシャワ演説での“アドリブ”は、どのような国際情勢認識の文脈から飛び出したか(3月26日) (C)AFP=時事
「グローバリゼーションの終止符」を語ったラリー・フィンク
10兆ドルあまりのマネーを運用する米国の資産運用会社、ブラックロックはグローバル化の申し子というべき存在である。そのラリー・フィンク最高経営責任者(CEO)は3月24日、投資家への手紙で「グローバリゼーションの終止符」に言及した。引き金となったのはいうまでもなく2月24日のロシアによるウクライナ侵攻である。

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