
40万台を突破したタタの人気SUV「ネクソン」(同社ホームページより)
日米欧中韓などの有力メーカーがひしめくインドの自動車業界は、秋以降自動車の販売台数が急増し、コロナ禍前の水準を回復した。しかし、花形産業を支える零細な自動車部品企業のテコ入れや、EV(電気自動車)の普及支援、何よりも道路の整備や交通安全教育、そして環境対策などが、まだ台数の急増に追い付いていない。コロナ禍を乗り越え、インド経済が新たなスタートを切った今こそ、技術やインフラをはじめとして自動車産業全体を見直すときだ。

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