Weekly北朝鮮『労働新聞』
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中止も再開も国民には一切知らされない「汚物風船」(2024年6月2日~6月8日)

汚物風船は、韓国側から北朝鮮に向けて体制非難ビラなどが飛ばされていることへの「対応措置」だという[風船でばら撒かれたゴミを回収する韓国軍兵士=2024年6月2日、仁川・韓国](C)EPA=時事
6月2日付は、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が朝鮮労働党中央幹部学校の開校式に出席して記念の辞を述べ、講義を参観したと報じた。金正恩は3月30日に中央幹部学校の建設現場を訪れて現地指導したほか、5月15日にも現地指導を実施、21日には竣工式に出席して演説を行い、22日には建設に携わった軍人や竣工式に参加した芸能人らと記念写真を撮っており、『労働新聞』はそのたびに大きく報じている。同校に対する最高指導者の思い入れは顕著である。

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