この数年、東京にある各国の大使館の新築、改築、建て替えが盛んだ。 フランス大使館(港区南麻布)は昨年十二月に新庁舎が落成した。ベルギー大使館(千代田区二番町)も十月に竣工。一昨年はパキスタン大使館(港区南麻布)が移転して新築。アフガニスタン大使館(港区麻布台)も建物付きの土地を購入し、改築した。ドイツ大使館も数年前に建て替えた。 建物の老朽化、便利な場所への移転、また、高い賃貸料を払うよりも土地が安い時に購入して新築した方が長期的には得と、事情はさまざま。所有する土地の一部を切り売りして建設費を捻出する大使館もあるが、最もお得な建て替えをしたのはフランスだ。

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