「遊民経済学」への招待 (27・最終回)

長期停滞論を超えて

上野公園の桜。朝から場所取りが行われている。外国人の花見客も多い。

 1年にわたってこの連載を続けてきたが、今回が最終回である。と言っても、エンディングをどうするかは、最初から決めていたわけではない。
 なに、続けようと思えばまだまだネタは残っているのである。第1回が北陸新幹線であったから、北海道新幹線に乗って締める、という手がある。花見の季節なので、都内の桜の名所をめぐってみてもいい。
 ちょうどプロ野球が始まったところなので、「金本監督のタイガース、調子いいでっせ!」というのも楽しそうだ。多くの日本人にとってテッパンのエンタテインメントである野球を、これまで1回も取り上げていないのは、確かに遺憾だという気がする。
 とはいうものの、そろそろ各論は足りていると思うので、「遊民経済学とは何か」をこの回でまとめておきたいと思う。

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執筆者プロフィール
吉崎達彦(よしざきたつひこ) 双日総合研究所チーフエコノミスト。1960年(昭和35年)富山市生まれ。一橋大学社会学部卒業後、1984年日商岩井(現双日)に入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員、経済同友会調査役などを経て現職。新聞・経済誌・週刊誌等への執筆の他、「サンデープロジェクト」等TVでも活躍。また、自身のホームページ「溜池通信」では、アメリカを中心に世界の政治経済について鋭く分析したレポートを配信中。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『1985年』(新潮新書)など、共著に『ヤバい日本経済』(東洋経済新報社)がある。
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