さる11月18日、南スーダンにおけるPKO(国連平和維持活動)第11次派遣隊に対して「駆けつけ警護(国連やNGO職員、他国軍の兵士などが武装集団や暴徒などに襲われた際、救助・救援・警護の要請を受け、陸自隊員が現場に急行し、防護あるいは救出する任務)」および「共同防護(PKOの宿営地を他国隊と連携して防護する任務)」が発令された。
政策も陸自施設隊も、もう後戻りできない。しかも、派遣された陸自隊員は、現地の民間人や他国派遣隊の隊員の目に「陸軍工兵隊の軍人」と映る。彼等には、陸自隊員が「軍人」ではなく特別職の国家公務員であることなど分からない。

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