昨夕、竹田いさみさんの「『金正男暗殺』と『マレーシアの闇』(上)北朝鮮『武器貿易』の拠点」をアップロードしました。マレーシアは北朝鮮と極めて深い関係にあるため、今回の暗殺事件に関し、一見強硬な姿勢を取りながら、実際には解決に本腰を入れていない――。では、両国の「深い関係」とは一体何なのでしょうか。
本日の更新記事は、吉野源太郎さんの「『3.11』から6年の『被災地』『原子力村』『日本社会』」です。あれから6年。東電も東芝も惨憺たる状況ですが、経営者も法人も責任が確定されないまま、事業は継続されています。逆に被災民だけは、いまも故なき境涯に置かれたままです。
そして「池内恵の中東通信」では、本日も2本の新エントリがあります。
3月7日のトルコ・露・米の参謀総長によるアンタルヤ会談はシリア内戦の均衡への一歩:トルコ軍、アサド政権軍とロシア軍部隊、クルドYPGと米軍部隊……。今回の会談は、これらの勢力の均衡を保たせ、シリア内戦を終結させるための一里塚となるのでしょうか。
3月10日にエルドアンがプーチンと会談予定:9日からロシアを訪れるトルコのエルドアン大統領。シリア内戦でますますロシアが存在感を増しているだけに、注目すべき会談です。