
福岡市の板付遺跡。水田稲作を選択したのは縄文人だった?(筆者撮影、以下同)
連載もいよいよ100回だという。約8年、良くここまで続いたものだと思う。編集長・内木場重人氏、前編集長・安河内龍太氏の御尽力のおかげだ。
そこで記念すべき今回のテーマは、ずばり「国際人のための古代史」にする。初心に戻り、日本人の正体を世界の人びとに説明するためのヒントを、まとめておこう。
守り通した「多神教信仰」
日本人は、日本の歴史に無頓着だ。「なぜ天皇を推戴しているのか」「神道とは何か」と聞かれても、答えることはできないだろう。これでよいわけがない。

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